[14日 ロイター] - 生成人工知能(AI)「チャットGPT」を手がける米オープンAIは、アップルとの提携から期待した恩恵を得られておらず、法的措置の可能性を視野に準備を進めていると、関係者が14日明らかにした。2年にわたる両社の提携関係に亀裂が生じている。
オープンAIは法的措置に訴えることなくアップルとの問題を解決したい考えだが、同社の弁護士は外部の法律事務所と協力し、さまざまな選択肢について積極的に検討を進めているという。これらの選択肢には本格的な訴訟を提起せずにアップルに契約違反を通知することなどが含まれる。この関係者はオープンAIの内部協議に関するブルームバーグ・ニュースの報道を確認した。
アップルはコメント要請に直ちには回答しなかった。
アップルは2024年、音声アシスタント「Siri(シリ)」を含む自社アプリに生成AIシステム「アップルインテリジェンス」を統合し、オープンAIのチャットGPTを自社デバイスに導入すると発表した。
この提携により、ユーザーはSiriを通じてチャットGPTの回答を利用できるようになり、「iPhone」ユーザーはiOSの設定メニューから直接チャットGPTの会員登録が可能となった。
ブルームバーグによると、オープンAIはこの提携によりチャットGPTの加入者数が増加し、アップルのアプリ全体への統合がさらに進むと期待していたが、関係は悪化し、オープンAIによる契約再交渉の試みも行き詰まっているという。