EVでもロボットでも中国勢先行

イーロン・マスク率いる米電気自動車(EV)大手テスラの人型ロボット「オプティマス」の価格は、米ロボット企業スタンダード・ボッツのウェブサイトによれば2万〜3万ドルと見積もられている。しかし、オプティマスはまだ発売されておらず、一方のユニツリーはすでに次世代機の開発を進めている。

世界一の富豪であるマスクも、トランプの訪中代表団に加わっている。

テスラのEVは、米企業と中国の協力関係を象徴する事例だ。同社は中国国内市場向けだけでなく、輸出向け車両も中国で生産している。テスラブランドは中国で高い評価を得ており、米国よりも安価に生産できるが、中国のEV専門メディア「CnEVPost」によると、中国市場でのシェアは4月時点でわずか3%程度まで低下した。

テスラは昨年、中国のEV大手BYDに抜かれ、世界最大のEVメーカーの座を失った。BYDは世界で225万台超を販売し、テスラの164万台を大きく引き離した。中国政府の支援がEV産業を押し上げた面もあるが、国内での激しい競争もイノベーションを促してきた。

「彼らは長年にわたり圧力にさらされてきた」。上海の自動車コンサルティング会社オートモーティブ・フォーサイトのマネージングディレクター、ユ・ジャンは本誌にこう語った。「利益率はかなり低い」

中国は現在、EVだけでなく、バッテリー、太陽光パネル、風力発電機などグリーン技術分野でも疑いなく世界のリーダーだ。さらに、中国は世界の商業用および消費者向けドローン市場の70%超を支配している。

半導体輸出規制が逆効果に
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