Kate Abnett
[ブリュッセル 13日 ロイター] - 非営利団体エネルギー経済・財務分析研究所(IEEFA)は13日公表した報告書で、欧州諸国の液化天然ガス(LNG)調達について、米国からの輸入が2028年までに80%を占めると予想し、1カ国に過度に依存するリスクを指摘した。
報告書によると、欧州連合(EU)は昨年、LNGの58%を米国から輸入した。今年は、3分の2を占める見込みで、LNGとパイプライン経由を合計した輸入量で、米国は今年、最大のガス供給国になる方向という。
米国からの輸入増加は、ロシア産の調達を段階的に廃止していることが背景にある。ただ、トランプ米大統領がグリーンランド取得に意欲を示し、EUでは米エネルギーへの依存高まりを懸念する声が出ている。
IEEFAは、米国からの輸入増加で、欧州が単一の供給国に対する「新たなエネルギー依存」に陥る恐れがあると警告し、不安定な国際エネルギー市場からの調達を減らすために再生可能エネルギーやヒートポンプへの投資を推奨した。