Takaya Yamaguchi
[東京 13日 ロイター] - 日本のメガバンク3社が、米新興企業アンソロピックの最新生成AI(人工知能)モデル「ミュトス」のアクセス権を取得する方向で調整していることが分かった。ミュトスは高度なサイバー攻撃に悪用可能とされ、3社は社会インフラでもある銀行のシステムが攻撃対象になるリスクに備える。
事情を知る関係者が明らかにした。同関係者によると、2週間程度でアクセス権を取得できる見込みだという。ミュトスの利用は米大手銀行に限られていたが、ロイターは4月、アンソロピックが欧州や英国の銀行などに対してアクセスを拡大する意向だと報じた。
三菱UFJフィナンシャルグループとみずほフィナンシャルグループはロイターの取材にコメントを控えた。三井住友フィナンシャルグループの回答は現時点で得られてない。
日本は官民連携会議の作業部会を設置し、14日に初会合を開く。銀行システムに対する脅威への対策を検討する。金融庁によると、メガバンクや楽天銀行、セブン銀行など金融機関や業界団体、日銀のほかアンソロピックやオープンAIの日本法人など計36の企業や組織が参加する。