Gus Trompiz
[パリ 12日 ロイター] - 国際ブドウ・ワイン機構(OIV)は12日、2025年の世界ワイン貿易が米国の関税措置により一段と減少したほか、消費量も60年超ぶり低水準にとどまったと発表した。経済的圧力と嗜好の変化が引き続き消費者の購買意欲を阻害しているという。
世界最大のワイン市場である米国のトランプ大統領が昨年発動した関税は、より厳しい気候条件と需要縮小に苦しむワイン業界に追い打ちをかけている。
OIVによると、世界のワイン輸出量は4.7%減の9480万ヘクトリットルで、09年以来最低となった。金額ベースでも6.7%減の338億ユーロ(396億7000万ドル)となった。
世界のワイン消費量は2.7%減の2億0800万ヘクトリットルと、1957年以来の低水準となった。
OIVのジョン・バーカー事務局長はロイターに、「25年のデータからは、ワイン業界が米国の関税政策によるリアルタイムの影響に反応しているだけでなく、気候や消費を巡る長期的な変化にも適応しようとしていることが分かる」と述べた。