Scott DiSavino

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米エネルギー情報局(EIA)が12日発表した短期エネルギー見通しによると、米国の電力消費量は2025年に4兆1950億キロワット時(kWh)と2年連続で過去最高だったのに続き、26年には4兆2480億kWh、27年は4兆3790億kWhへそれぞれ拡大して過去最高を更新する見通しだ。

需要急増の主因となっているのは人工知能(AI)や暗号資産向けのデータセンターの拡大。家庭や企業が電気自動車(EV)の使用を広げているのも押し上げ要因となっている。

26年の電力消費量の内訳は家庭用が1兆5240億kWh、商業用が1兆5270億kWh、工業用が1兆0530億kWhに達すると予測している。25年はそれぞれ家庭用が1兆5150億kWh、商業用が1兆4930億kWhでそれぞれ過去最高だった。

EIAは26年に一般家庭の電気料金が前年より5%上昇し、27年も上がると見込んでいるが、上昇ペースは緩和する見通しだ。全米で価格が上昇するものの、最も大きな上昇幅は東海岸地域となる見込みだ。

EIAは発電量に占める再生可能エネルギーの割合が25年に約24%だったのが、26年に25%、27年に27%へそれぞれ上昇すると予測した。

一方、石炭による発電が占める割合は25年に17%だったが、26年に16%へ、27年に15%へ低下するとみている。天然ガスの割合は25年に40%が、26年に39%へわずかに低下した後、27年に再び40%に戻ると予測した。

原子力発電の割合は25年、26年、27年いずれも18%で横ばいとなる見込みだ。

EIAは26年の1日当たりのガス消費量が、一般家庭向けで124億立方フィート、商業用が94億立方フィート、工業用が239億立方フィート、発電向けが360億立方フィートになると予測している。

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