■600万人の観客を迎え入れる宿泊・インバウンド関連
大会期間中、世界各地から600万人以上の観客がスタジアムを訪れると予測されています。
この膨大な人の移動による恩恵を直接的に受けるのが宿泊関連企業です。宿泊仲介大手のエアビーアンドビー<ABNB>は、観戦客の多様な宿泊需要を柔軟に取り込める立場にあり、開催3カ国において民泊利用の急増が見込まれます。

また、世界140以上の国と地域で「リッツ・カールトン」や「シェラトン」など約9,700軒を展開する世界最大級のホテルチェーン、マリオット・インターナショナル<MAR>も注目の銘柄です。今大会の「北米の公式ホテルサポーター」としての提携を発表しており、ファン向けの企画などを提供する予定です。
観客の直接的な宿泊需要に加え、世界規模での人の移動の活発化により多大な恩恵を受けることが期待されています。

投資を検討する際のリスクと注意点
ここで紹介したような関連銘柄は「期待先行の思惑買い」が集まりやすい反面、大会終了時には「材料出尽くし」と判断されて急落するリスクがあります。
また、飲食・広告・放送・ゲームなどの関連企業は、大会期間中に売上を押し上げる要因を持つものの、年間業績全体へのインパクトは限定的なケースが一般的です。短期的な盛り上がりと企業の本質的な成長ストーリーをしっかり切り分けた、冷静な投資判断が求められます。
[筆者]
山下耕太郎(やました・こうたろう)/トレーダー、金融ライター
一橋大学経済学部卒業。証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て、個人投資家・トレーダーに転身。株歴20年以上。現在は、日経225先物・オプションを中心に、現物株・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。趣味はウィンドサーフィン。
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