Summer Zhen

[香港 12日 ロイター] - 世界のヘッジファンドはアジアへの投資を加速させており、韓国、日本、台湾株の買い総額は先週、10年ぶりの高水準を記録した。モルガン・スタンレーが8日に顧客に送ったプライムブローカレッジチームのリポートをロイターが12日に確認した。

同リポートは、買いの大部分が「米国外で見られ、アジア太平洋地域がけん引した」としている。

韓国、日本、台湾市場へのヘッジファンドの資金流入は「あらゆる地域・あらゆる戦略の顧客」によるもので、5月7日までの1週間の買い総額は過去10年以上で最大だったという。ただ、具体的な数字は示されていない。

世界の投資家は、人工知能(AI)の恩恵を受ける企業を求め、アジアのハイテク株への投資を急いでいる。韓国、台湾、日本は半導体・ハードウエア投資の主要な拠点として浮上している。

アジアの時価総額上位3社は、台湾積体電路製造(TSMC)、韓国のサムスン電子、SKハイニックスといずれも半導体メーカーで、これらの企業は最近、過去最高益を記録しており、世界のAIサプライチェーンにおける重要な役割が注目されている。

ニューヨークに拠点を置くヘッジファンド、テクネ・キャピタルのパートナー、フセイン・サクール氏は「国際的なハイテク投資サイクルはまだ初期段階にあり、アジアは依然として保有比率が低く、割安で、しかも重要性が増している」と述べ、コストや部品原価の観点から見ると、ハイテクサプライチェーンの約9割はアジアにあるのに対し、資本の大部分は依然として米国市場に集中していると指摘した。

韓国、台湾、日本の主要株価指数はいずれも先週、最高値を更新した。

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