[東京 12日 ロイター] - 三菱重工業は12日、2027年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前年比14.4%増の3800億円になる見通しと発表した。最高益を更新する。ガスタービンや原子力を中心にエナジー事業で増収増益を見込むほか、政府予算の増額を背景に防衛・宇宙事業も伸長する。IBESまとめたアナリスト14人の予想平均3786億円をやや上回った。

中東情勢の影響は織り込んでいない。将来の売り上げにつながる受注高予想は同11.2%減の6兆8000億円とした。台湾のガスタービンやオーストラリア海軍向けのフリゲート艦輸出案件など前年に大型受注が多かった反動が出るが、引き続き高水準で推移する。26年3月期の受注残は前年比約3兆円増加し、13兆2376億円まで積み上がった。

年間配当予想は1株29円(前年25円)とした。業績見通しの前提となる為替レートは1ドル=150円、1ユーロ=180円。

27年3月期末の現金及び現金同等物の見通しは1兆3000億円。工事を受注した際の前受け金の入金が増えるなどし、現金収入がもともとの想定を上回る見通し。受注残をこなすための運転資金や、北米やアジアで需要が旺盛なガスタービンの設備能力増強などに充てる。

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