Mayu Sakoda
[東京 12日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反発し、前営業日比387円56銭高の6万2805円44銭だった。朝方は米ハイテク株高の流れを引き継ぎ、一時800円高まで上昇したが、その後は利益確定売りに押され、もみ合う展開。韓国の総合株価指数(KOSPI)が乱高下する中、東京市場でも一時つれ安するなど神経質な値動きとなった。好決算を受けた個別物色は旺盛だった。
日経平均は200円高で寄り付いた後も上値を伸ばし、一時800円高の6万3218円51銭まで上昇したが、その後は不安定な値動きとなった。韓国のKOSPIが一時、5%超安と急落しリスクオフムードが強まる中、日経平均は259円安まで売られる場面があった。KOSPIが下げ幅を縮小する場面で日経平均は再びプラス圏に浮上した。
大和証券の細井秀司シニアストラテジストは「KOSPIは日経平均を上回るパフォーマンスとなっていただけに、一部投資家による利益確定売りがきっかけとなって相場全体が崩れた可能性がある」と指摘する。当面の日本株はKOSPIに神経質に反応する可能性があるという。
KOSPIの急落について、市場では韓国のサムスン電子の労働組合によるストライキ予告報道が嫌気されたとの見方もあった。
TOPIXは0.64%高の3865.67ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は5兆2109億7700万円だった。東証33業種では、値上がりはその他金融、石油・石炭製品、鉱業、卸売など21業種、値下がりが水産・農林、小売、空運など12業種だった。
主力株ではフジクラが6%超高、ソフトバンクグループが4%超高となっている。アドバンテスト、東京エレクトロンは小幅高となった。キオクシアホールディングスは1%超上昇した。
半面、ファーストリテイリングは3%超下落した。リクルートホールディングス、レーザーテックも1─2%超安とさえなかった。
決算銘柄ではイビデンが10%超高、オリックスが7%超高となった。JX金属は14%超安、メルカリは2%超安だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが741銘柄(47%)、値下がりは775銘柄(49%)、変わらずは54銘柄(3%)だった。