[11日 ロイター] - 米メタ・プラットフォームズのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が支援する新興バイオテクノロジー企業セルラー・インテリジェンスは11日、デンマーク製薬大手ノボノルディスクからパーキンソン病向け細胞治療薬候補を取得したと発表した。
ノボノルディスクは昨年10月、広範な事業再編の一環として細胞治療部門を閉鎖し、同薬の開発を中止していた。
契約の金銭的条件は公表していない。ノボノルディスクはセルラーの株式を取得し、将来的に開発目標の達成に応じたマイルストーン支払いと、売上高に対するロイヤルティーを受け取る可能性がある。
取得した治療薬「STEM─PD」は、パーキンソン病で失われたドーパミン産生神経細胞を補完する治療法。現在、初期─中期臨床試験段階にあり、米食品医薬品局(FDA)から優先的に審査を行うファストトラック(迅速承認)の指定を受けている。
セルラーは独自の人工知能(AI)プラットフォームを活用して開発を加速させ、製造規模を拡大し、コストを削減する方針。また、試験で得られたデータはAIモデルのさらなる学習に充てる。
セルラーはこれまでにベンチャーキャピタルのコスラ・ベンチャーズや、ザッカーバーグ氏夫妻が設立した慈善団体「チャン・ザッカーバーグ・イニシアチブ」などから6000万ドル超の資金を調達している。