Diana Novak Jones

[11日 ロイター] - 2025年にフロリダ州立大学で発生した銃乱射事件で死亡した男性の遺族が、銃撃犯が生成人工知能(AI)「チャットGPT」を利用して犯行を計画したと主張し、開発した米オープンAIを提訴した。

ティル・チャバさんの遺族は10日、フロリダ州の連邦裁判所で、オープンAIと銃撃事件で起訴されたフェニックス・イクナー被告を相手取り訴訟を起こした。チャットGPTが銃乱射を助長したと訴える訴訟は米国で少なくとも2件目となる。

遺族は、イクナー被告が事件に先立つ数カ月間にチャットGPTとの会話で得た情報を使って犯行を計画・実行したとし、チャットGPTが銃撃事件の「共謀者」だったと主張。武器の殺傷能力などについての会話があったにもかかわらず、チャットGPTがこれらの会話を警告・報告しなかったとしている。

一方、オープンAIの広報担当は「フロリダ州立大学で昨年起きた銃乱射事件は悲劇だが、チャットGPTはこの恐ろしい犯罪の責任を負うものではない」と強調。「チャットGPTはインターネット上の公開情報で広く入手できる情報に基づき、事実に即した回答を提供したものであり、違法行為や有害な行為を奨励・助長していない」と語った。

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