Jonathan Stempel
[11日 ロイター] - 米南部テキサス州のケン・パクストン司法長官(共和党)は、米動画配信サービス大手ネットフリックスが同意なしにデータを収集して子どもを含めた利用者を監視し、中毒性があるように設計して、同州の不正取引行為防止法に違反したとして提訴した。同意を得ずに収集したデータの削除と、利用者の同意なしにデータをターゲティング広告に使わないこと、さらに違反1件当たり最大1万ドルの民事制裁金の支払いを求めている。
訴状によると、ネットフリックスは利用者に対してデータの収集も共有もしていないと偽り、実際には視聴者の習慣や好みについてのデータを集め、商業データ仲介業者や広告技術企業に販売して年間数十億ドルの利益を得ていたと主張。また、番組が終了すると別の番組を自動的に再生する機能といった「ダークパターン」をひそかに活用することで、利用者を釘付けにしていると非難した。
ネットフリックスの広報担当者は声明で「訴訟には根拠がなく、不正確かつ歪曲された情報に基づく」と反論。その上で「ネットフリックスは会員のプライバシーを真摯に受け止め、事業を展開する全ての地域でプライバシーおよびデータ保護法を順守している」と主張した。
パクストン氏は今年11月の米上院議員選に出馬することを目指し、現職のジョン・コーニン議員と共和党候補の座を競っている。