[ロンドン 11日 ロイター] - スターマー英首相への辞任圧力が11日に一段と強まった。4人の閣僚補佐官が辞任し、70人以上の与党・労働党議員が公然と首相の退陣を求めた。スターマー氏は続投を表明しているものの、党内の不満は収まっていない。

スターマー氏はロンドンで党支持者を前に演説し、党首選は混乱を招くだけだと主張。自身を支え続けるよう訴えた。

スターマー首相を巡っては、統一地方選での大敗を受け、労働党内で反発が強まっている。英紙タイムズによると、マフムード内相やその他の閣僚がスターマー首相に対し、辞任の時期を検討するよう求めた。

ガーディアン紙によると、クーパー外相はスターマー氏に対し、秩序ある権力移行を主導するよう求めた。

ITVニュースは、ラミー副首相も退任時期の明示を首相に促していると報じた。

4人の閣僚補佐官は辞任を表明し、スターマー氏は2029年までに行われる次回総選挙で労働党を率いるのにふさわしい人物ではないとの考えを示した。

環境相の補佐官を務めていたトム・ラトランド氏は辞表で「首相が労働党だけでなく、国全体で求心力を失ったことは明白で、これを取り戻すことはできないだろう」と述べた。

スターマー氏は演説で、「現状」を生み出した過去の意思決定との「完全な決別」を約束。党首選に関しては、ウクライナやイランの紛争が続く国際情勢の中で、今は継続性がより重要だと述べた。

スターマー氏は、生活水準の向上に必要な「希望」と「切迫感」を持って政権を運営し、次の総選挙に向けて、右派のポピュリスト政党リフォームUKや左派の緑の党がもたらす脅威をはねのけ、「より強く、より公正な」英国を実現すると誓った。

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