Rajasik Mukherjee

[11日 ロイター] - オーストラリアのバイオ技術企業CSLは11日、2026年度の業績見通しを下方修正するとともに、約50億ドルの減損処理を実施する計画を発表した。これを嫌気して同社株は一時21.9%下落し、約10年ぶりの安値を付けた。

26年度の純利益(税金、再編費用および減損損失を除く、為替レートを一定としたベース)予想を約31億ドルと、1年前に発表した33億ドルから引き下げた。

売上高予想も昨年発表の156億ドルから152億ドルに下方修正した。

また22年に買収したスイスの製薬会社ビフォー・ファーマの無形資産を含め、約50億ドルの減損処理を来年度にかけて実施すると発表した。

CSLではここ1年間、信頼感を揺るがす出来事が相次いでいる。米国防総省が軍隊の季節性インフルエンザワクチン接種義務を撤回したことや、最高経営責任者(CEO)の突然の退任、ワクチン部門のスピンオフ(事業分離)を巡る不透明感などだ。

同社はかつてオーストラリア最大の時価総額を誇ったが、株価は今年に入って40%余り下落している。

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