Renju Jose Lucy Craymer

[シドニー/ウェリントン 11日 ロイター] - オーストラリア政府は11日、大西洋を航行中にネズミなどの齧歯類が媒介する「ハンタウイルス」の集団感染が発生したとみられるクルーズ船「MVホンディウス」の自国民乗客を帰国させると明らかにした。乗客は到着後に隔離される。

MVホンディウスは10日にスペイン領カナリア諸島のテネリフェ島に到着した。スペイン人とフランス人は同日中に本国に帰還し、病院に搬送された。カナダ、オランダ、トルコ、英国、アイルランド、米国行きの便も現地時間10日夜までに出発する予定。

ワット豪環境相は地元メディアに対し、「少数の豪州人と、医療目的で別の国の居住者1人を豪州に帰還させることで合意した」と述べた。追加された1人の国籍は明らかにしなかった。搬送される人々が発症しているかどうかは不明。豪外務省はコメント要請に応じていない。

ニュージーランド(NZ)政府は、自国のクルーズ船乗客1人の帰還方法について国際的なパートナーと協議を続けていると明らかにした。

WHOが8日時点でまとめた集計によると、既に下船した8人が体調不良を訴え、うち6人の感染が確認された。これまでにオランダ人夫婦とドイツ人の計3人が死亡している。WHOは全乗客に対し42日間の隔離を勧告しているが、世界の保健専門家は冷静な対応を呼びかけている。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。