Yousef Saba

[ドバイ 10日 ロイター] - サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコが10日発表した2026年第1・四半期決算は、純利益が前年同期比25%増の325億ドルで、LSEGがまとめた市場コンセンサスの309億5000万ドルを上回った。

売上高は約7%増の1154億9000万ドル。販売した原油、精製品および石油化学製品の数量と価格の双方が上向いたことが追い風になった。

イランが米国とイスラエルに攻撃を受けて以来、海上交通の要衝ホルムズ海峡を事実上封鎖した影響で、アラムコは紅海に面する東部のヤンブー港からの輸出を増やしている。

このためアラムコは西部の油田地帯と東部を結ぶパイプラインの輸送量が容量いっぱいの日量700万ドルに達したと明らかにした。

アミン・ナセル最高経営責任者(CEO)は、同パイプラインが世界的なエネルギーショックを和らげる上で重要な役割を果たしていると強調した。

このパイプラインは日量約200万バレルをサウジ西部の製油施設に届けており、残る500万バレルが輸出に回される。

アラムコの第1・四半期の設備投資額は121億ドルと、前年同期の125億ドルからやや減少し、昨年第4・四半期の134億ドルを大きく下回った。今年全体の設備投資は500億-550億ドルと見込まれている。

第1・四半期ベースの配当金は前年同期比3.5%増の219億ドルで、今年全体で想定される876億ドルにほぼ沿った水準だった。

一方、フリーキャッシュフローは、運転資本が158億ドル増えたことが響き、前年同期の192億ドルから186億ドルに減少した。

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