Corina Pons Victoria Waldersee

[テネリフェ/マドリード 10日 ロイター] - ネズミなどの齧歯類が媒介する「ハンタウイルス」の集団感染が起きたクルーズ船「MVホンディウス」から10日、乗客と乗組員が下船し、航空機で帰国し始めた。帰国後は、感染拡大を防ぐため、各国の指針に従って隔離措置が取られることになる。

スペイン人とフランス人を乗せた政府機はそれぞれ10日午後にマドリードとパリに到着、乗客は病院に搬送されたと、両国政府が明らかにした。ルコルニュ仏首相はXに、フランス人乗客5人のうち1人が帰国便の機内で症状を示したと投稿した。

カナダ、オランダ、トルコ、英国、アイルランド、米国行きの便は10日現地時間午後8時30分(1830GMT、日本時間11日午前3時30分)までに出発。最終便は11日現地時間午後7時までに出発する。乗客は帰国後に検査を受け、地元の病院や隔離施設に搬送されるか、自宅に戻って隔離されるという。

世界保健機関(WHO)は、10日を起点に全乗船者に42日間の隔離を勧告した。

WHOが8日時点でまとめた集計によると、既に下船した8人が体調不良を訴え、うち6人の感染が確認された。これまでにオランダ人夫婦とドイツ人の計3人が死亡している。

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