Michael S. Derby
[8日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は8日、労働省が朝方発表した4月の雇用統計について、インフレ情勢を巡る懸念がある中でも、労働市場が安定していることが示されたとの認識を示した。
グールズビー氏はCNBCのインタビューに対し、労働市場は「良好とは言えないが安定している」とし「労働市場が崩壊しつつあることを示す証拠は多くないと引き続き考えている」と述べた。
一方、連邦準備理事会(FRB)が「最大雇用」と共に担うもう一つの使命である「物価安定」については、インフレ情勢は「良好とは言えず、このところは悪化する方向にある」と指摘。物価圧力がどの程度上昇するかはまだ分からないと語った。
4月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が11万5000人増と市場予想を大きく上回って伸びたほか、失業率は4.3%と前月から横ばいだった。労働市場の底堅さが示され、FRBは当面金利を据え置くとの見方が強まった。
グールズビー総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持っていない。