Maki Shiraki

[東京 8日 ロイター] - 三菱自動車は8日、2027年3月期の営業利益が前年比19.2%増の900億円となる見通しと発表した。主力市場の東南アジアを中心に販売回復を見込むほか、為替の円安効果が300億円押し上げ、中東の影響を吸収する。岸浦恵介社長は決算会見で、中東情勢の影響は営業利益で「300億円の悪化を見込んでいる」とし、「紛争の影響が7月末まで残存するとの前提で試算した」と説明した。

岸浦社長は、中東での販売状況について「3月は前年比4割減だったが、4月に入って改善して2割ぐらいの減少にとどまっている」と明らかにした。物流に関しては「ホルムズ海峡を通過できないので、シンガポールやスリランカの中継地に1万9000台ほど滞留している」とした。

「紛争が始まる前に、中東に運んでいた在庫が2万5000台、4カ月分くらいあり、新たに車を運べなくても当面の間、現地の販売は止まらない」との見通しを示した上で「輸送の代替手段も試している」と述べた。

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