⑦ 祭日
イスラム教:断食明けと犠牲祭
断食明けの祝祭は貧富を超えた連帯の象徴。礼拝や家族の宴で祝い、貧者への喜捨が義務。犠牲祭ではイブラヒムが神の命に従い息子を犠牲にしようとした故事に基づき、羊やヤギ、牛をささげ、肉を家族や貧者と分かち合う。
ユダヤ教:贖罪の日と過越祭
最も神聖な贖罪の日(ヨム・キプール)には、25時間の完全断食と祈禱で1年間の罪を悔い改め、神に罪の赦しを求める。出エジプト記を起源とする過越祭ペサハでは、出エジプトにまつわる「ハダカー」に沿って親族で晩餐を開く。
⑧ 死後の世界
イスラム教:楽園か地獄か審判が決める
善人は安らかに、悪人は苦しみながら審判を待つ。審判の日「キヤーマ」に全ての人間が復活し、神の前で行いを裁かれる。善人は楽園ジャンナで永遠に報われ、罪人は地獄ジャハンナムで罰せられる。
ユダヤ教:死後よりも現世を重視
死後に関する厳密な教義はなく、多様な見解が存在する。肉体的復活を信じる立場や、魂の浄化プロセスとして「ゲヘナ」という概念も存在するが、現世でトーラーの戒律を守り、実践を重視する宗派が多い。