白人福音派の6割はイスラエルを重要視している。その中でも、イスラエルを熱烈に支持する人をキリスト教シオニストと呼ぶ。熱狂的なシオニストには今回のイラン戦争の停戦反対派もいる。

キリスト教シオニスト
 

福音派の一部に見られる立場で、聖書の終末論を根拠にユダヤ人のイスラエル帰還と国家存続を神の計画と捉え、強く支持する人たち。イスラエルの繁栄がキリスト再臨の前提と信じている。信者らにとってイスラエルの防衛は単なる中東政策ではなく、キリスト再臨実現の絶対条件。必ずしも終末論とは結び付かず、迫害の歴史に根差した民族的・政治的自己決定を重視するユダヤ人シオニストと異なる。

彼らはアメリカこそがイスラエルを守るべき、イスラエルは終末の時に重要な役割を果たすと考えており、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相がやっていることに同意していると思う。だから停戦自体に疑問を持つ人や、アメリカの攻撃を熱心に支持する人もいる。

──福音派の信者はどういう人たちなのか。

普通の真面目なアメリカ人たちだ。非常に宗教熱心だが同時に他者に開かれていて、貧困層への炊き出しボランティアで積極的に汗をかいたり寄付をしたりもする。

トランプ支持の言説も含め、確かに日本人からすると「なぜそう考えるんだろう」と思うこともあるが、一般的な公共の善には大きく貢献してきた人たちで、「すごくよい人たち」という印象。外国人である私にも声をかけて家に呼んで、親身になって相談に乗ってくれるような温かい人たちだ。

ホワイトハウスの執務室で手をかざして祈禱
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