さらに、ネットワークの数と影響力が増してきた第四の理由がある。ネットワークを動かす燃料が情報だという点だ。広い意味での情報技術が用途を広げ、性能が向上すると、ネットワークが増え、集積し、さまざまなことができるようになった。アプリを使ったサービスのエアビーアンドビーやウーバーといった企業は、スマートフォンが開発されなければ、現在の形では存在していない。

つまり、莫大な価値をもつ一つのネットワークのイノベーションが、やはり莫大な価値をもつ別のネットワークのイノベーションを次々と呼び起こすという、波及効果があるわけだ。情報技術のコストが下がり続ける一方、その性能は向上し続けていることをふまえると、この先どこまで行くかは想像もできない。良くも悪くも、われわれは、数十億の人々の生活に影響を与え、ビジネスや社会のルールを変えつつある「素晴らしき新世界」に生きているのだ。

※第3回:最初は「自分が何者か」よりも「誰の下で働くか」が重要


『増補リニューアル版 人生を変える80対20の法則』

 リチャード・コッチ 著

 仁平和夫、高遠裕子 翻訳

 CCCメディアハウス
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