Mariam Sunny

[30日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は30日、デンマーク製薬大手ノボノルディスクと米同業イーライリリーが手がける肥満症・糖尿病治療薬について、両社の薬剤の有効成分を調剤が認められる成分リストから除外することを提案した。

この措置が確定すれば、外部委託調剤薬局による複製薬の生産が制限され、こうした調剤薬に依存してきた遠隔医療サービス会社が打撃を受ける可能性がある。その一方で、ノボノルディスクとイーライリリーの純正薬の売り上げを侵食している未承認の調剤薬を排除する両社の取り組みを後押しすることになる。

FDAは、ノボノルディスクの「ウゴービ」と「オゼンピック」の有効成分セマグルチド、およびイーライリリーの「ゼップバウンド」と「マンジャロ」の有効成分チルゼパチドについて、原薬からの調剤を認める臨床上の必要性はないとの判断を示した。両社はFDAのこの方針を歓迎した。

米国では手頃な選択肢を求める国民の需要に伴い、より安価な調剤薬の流通が盛んに行われている。医薬品が不足している時や、個別の患者の副作用に対処するために医師が処方した場合など、特定の状況下では合法だ。

FDAは規制下にある外部委託施設に対し、多くの場合は個別の処方箋なしに医療提供者向けに薬剤を大量に調剤することを認めている。

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