Isla Binnie Manya Saini
[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米資産運用会社ブルー・アウル・キャピタル の経営陣は30日、決算発表後の電話会見で、銀行を経由せずに企業に直接融資するプライベートクレジット以外の事業が伸びていると強調した。
同日発表した第1・四半期決算は、調整後の1株利益が0.19ドルとなり、LSEGが集計したアナリスト予想の0.18ドルを上回った。
手数料に関連する事業の調整後1株利益は0.25ドルで、前年同期の0.22ドルから増加した。
運用資産総額は15%増の3149億ドル。データセンターなどのインフラを含む不動産に投資するリアルアセット事業が運用資産の伸びをけん引した。
ブルー・アウルのマーク・リップシュルツ共同最高経営責任者(CEO)は電話会見で「過去12カ月間に調達した資本の約4分の3はダイレクトレンディング(直接融資)以外だった」と述べた。
ダイレクトレンディング戦略のリターンは、3月末までの12カ月間ではプラス5%だったが、第1・四半期はマイナス1.1%となった。
同社のアラン・カーシェンバウム最高財務責任者(CFO)は、同社は市場の不確実性を考慮して、ソフトウエア部門への貸し出しを「減らしている」と説明。全てのセクターにわたり「当社のポートフォリオに実質的にマイナスの動きは見られなかった」と述べた。
個人投資家向けのプライベートクレジットファンドは、融資基準を巡る懸念や、主要な貸出先であるソフトウエア部門に人工知能(AI)がもたらす影響を巡る懸念が引き金となり、歴史的な資金流出に直面している。
オッペンハイマーのアナリストグループはブルー・アウルの決算について、予想に沿った内容で、「広く議論されている終末シナリオは全く反映していない」と指摘した。