Cynthia Kim Heejin Kim
[ソウル 1日 ロイター] - 韓国産業通商資源省は1日、4月の輸出が前年同月比48.0%増加したと発表した。ロイターがまとめた市場予想の中央値(45.3%増)を上回った。増加は11カ月連続。
人工知能(AI)インフラに対する世界的な需要が半導体販売を押し上げ、中東紛争を巡る不安が相殺された。
半導体メモリーの契約価格上昇に支えられ、半導体輸出が173%増加。石油製品の輸出は原油価格の上昇により40%増となり、AIブームに伴うSSD(ソリッドステートドライブ)への旺盛な需要にけん引され、コンピューター関連の輸出も516%急増した。
一方、自動車の輸出は5.5%減。中東情勢の緊迫化や米国の自動車生産拡大が重しになったという。ただ、電気自動車(EV)とハイブリッド車の輸出は、それぞれ23%増、9%増となった。
国別では、中国への輸出が63%急増し、米国への輸出も54%増加。いずれも半導体が主導した。
全体の輸入も16.7%増と、予想の14.5%増を上回った。
半導体大手のサムスン電子とSKハイニックスが先に発表した第1・四半期決算はいずれも好調な内容となった。
スタンダードチャータード銀行コリアのエコノミスト、パク・チョンフン氏は「中東紛争により原油輸入が3カ月連続で増加しているものの、高利益率のハイテク出荷やコンピュータ周辺機器の輸出急増が、エネルギーコストを補って余りある状況となっている」と述べた。
貿易収支は速報値で237億7000万ドルの黒字だった。