Lewis Jackson
[北京 29日 ロイター] - オーストラリアのウォン外相は29日、中国政府がジェット燃料輸送に関する豪企業との協力に合意したと述べた。中国がイラン戦争による供給混乱を受けて発動した輸出規制を緩和する可能性が示された。
オーストラリアはエネルギー安全保障に関して地域の主要国と連携する一方、対中関係の一段の安定化を目指しており、ウォン氏は日本、韓国、中国を歴訪している。
同氏は北京で「われわれはこれが重要な一歩だと考えているが、まだ第一歩に過ぎない」と記者団に述べ、今回の訪中目的について、特に液体燃料の供給に関して中国の協力を強く求めることだと説明した。
オーストラリアは燃料の大部分を輸入に依存しており、2月末のイラン戦争開始以来、局地的な燃料不足に見舞われている。
中国は、ホルムズ海峡封鎖に伴う原油・燃料の輸送混乱を受け、国内供給保護を目的に3月から燃料輸出を厳しく規制している。
同国はアジアにおける主要な燃料供給国で、昨年はオーストラリアのジェット燃料の3分の1を供給した。