Qiaoyi Li Ju-min Park
[北京 28日 ロイター] - 中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)は2026年1─3月期(第1・四半期)の純利益が前年同期比55.4%減の41億元(約5億9946万ドル)だったと、証券取引所に28日提出した書類で明らかにした。国内販売の低迷や競争激化が響き、25年10─12月期の38.2%減に続く大幅減益となった。
売上高は11.8%減の1502億元で、3四半期連続での減収となった。中国当局がEV購入などへの補助金を縮小しているほか、吉利汽車や零跑汽車、テスラなどとの競争が激化している。海外出荷は伸びているものの、BYDの総販売台数は26年3月まで7カ月連続で減少している。
マッコーリー・キャピタルの中国株戦略部門トップ、ユージン・シャオ氏は「全体的な利益の改善には市場シェアの回復が必要だ」と指摘。現在の販売傾向が続けば、海外販売だけで国内市場の低迷を十分支えられない可能性があるとしている。モーニングスターのアナリスト、ヴィンセント・サン氏は、BYDの26年の輸出は25─30%増、自動車販売台数全体は約12%の伸びと予想している。
BYDは現地生産といった海外展開を強化。26年に海外販売を150万台以上にするとの目標の達成に自信を示しているものの、総販売目標は明らかにしていない。EV向けの急速充電技術に注力しており、北京モーターショーではフルサイズSUV(スポーツタイプ多目的車)の先行販売を開始した。