[28日 ロイター] - 米飲料大手コカ・コーラが28日発表した2026年第1・四半期(26年1-3月期)決算の売上高は前年同期比12%増の124億7200万ドル、調整後1株当たり利益は18%増の0.86ドルだった。

LSEGがまとめた市場予想の122億4000万ドル、0.81ドルをそれぞれ上回った。3月末に就任したエンリケ・ブラウン最高経営責任者(CEO)は、直面する課題は多いとしたものの「力強いスタートを切った」と述べた。、

26年1-3月期の販売数量の伸び率は3%。全4地域で伸びた。価格は2%上昇した。26年12月期の通期利益予想は8─9%増と、従来の7─8%増から上方修正した。米国での高価格帯の飲料や炭酸飲料への堅調な需要が、エネルギー価格高騰に伴う容器不足の影響を補うとした。通期の有機売上高目標は据え置いた。

ジョン・マーフィー最高財務責任者(CFO)はロイターに「中東情勢がもたらす影響に対処するため、ボトリング企業などと連携している」と述べた。原材料コストが上昇する一方で消費者の節約志向が強まっていること踏まえ、価格を引き上げるかどうかは市場全体の動向や消費環境を総合的に考慮するとの見解を示した。インド事業で直面するアルミ缶の不足に関しては「今後数週間で解決する見込みだ」と述べた。

健康志向が強まる中で、コカ・コーラは無糖・低糖飲料に注力するほか、コスト意識の高い世帯向けに小容量の商品も用意している。RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、ニック・モディ氏は決算内容について「現在の環境における課題に対処する上で、良好な立場にあることを裏付けるものとなった」と指摘した。

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