Takahiko Wada

[東京 28日 ロイター] - 日銀が28日に発表した3月の消費者物価のコア指標によれば、価格の変動が大きい生鮮食品に加え、ガソリンの暫定税率廃止や政府の電気・ガスの負担軽減措置といった「特殊要因」を除いた消費者物価指数(特殊要因を除くコアCPI)は前年比2.5%上昇で、2月の2.2%上昇より伸び率が拡大した。

総務省が発表した3月のコアCPIは1.8%上昇と、中東情勢の緊迫化に伴う原油高がガソリンなどに波及する中でも2カ月連続で2%を下回ったが、制度要因を除けば物価上昇率が2%を上回る状況が続いていることが改めて示された。

生鮮食品・エネルギー・特殊要因を除くCPI(特殊要因を除くコアコアCPI)は2.6%上昇で、前月の2.7%上昇を下回った。食料・エネルギー・特殊要因を除くCPIは1.7%上昇で、前月の1.7%上昇から変わらず。

日銀は3月から消費者物価のコア指標を拡充して公表している。

拡充する前から発表されてきた基調的なインフレ指標は引き続き2%を下回っている。上昇率分布で上下10%を機械的に除いた「刈込平均値」は1.6%上昇、品目のウエートを加味した際の分布で中央の値である「加重中央値」は0.7%上昇、最も頻度の多い上昇率である「最頻値」は1.4%上昇。

3月の上昇品目の比率は73.9%で、前月の74.1%を下回った。下落品目の比率は21.3%で、前月の20.9%から増えた。

一連の指標は日銀が総務省発表の全国CPIをもとに算出している。

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