Joseph Ax

[27日 ロイター] - 米フロリダ州のデサンティス知事(共和党)は27日、11月の連邦下院中間選挙で民主党から4議席を奪うことを目指す新たな選挙区割りを提案した。

フロリダ州選出の下院議席は28議席で、現在は共和党の議席が20、民主党が8だが、区割り変更が実施されると共和党が24議席を得る可能性がある。

デサンティス氏は、28日から州議会で区割り変更についての特別審議を開始するよう求めた。同州議会は共和党が多数派だが、十分な支持が得られるかどうかは不明。承認されたとしても、訴訟に直面する可能性が高い。

2025年1月に第二次トランプ政権が始まって以来、各地の選挙では民主党が一貫して優勢。このためフロリダ州議会の共和党議員数人からは、強引な区割り変更を行えば一部の共和党現職がかえって不利になりかねないとの懸念も出ている。

ゲリマンダー(自党に有利になる区割り変更)は全米に広がっており、バージニア州では先週、連邦下院で民主党が共和党から4議席を奪うことを目的とした民主党の選挙区割り変更案が住民投票で承認されたばかり。ただ、共和党側が変更の正統性に異を唱えて提訴し、州最高裁で審理が始まった。

同州とフロリダ州は、ゲリマンダーの最後の「戦場」となりそうだ。全国的には共和党側が優位に立っているようだが、両州の最終結果によっては民主党がほぼ「引き分け」まで押し戻すことになる。

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