Chuck Mikolajczak
[ニューヨーク 22日 ロイター] - 米国株式市場は反発し、S&P総合500種とナスダック総合が終値で最高値を更新した。トランプ米大統領がイランとの停戦を延長したことに加え、堅調な企業決算が投資家心理を支えた。
トランプ氏は、仲介国パキスタンの要請を受けて停戦を無期限に延長した。ただ、米海軍によるイラン港湾の封鎖は継続しており、イランはホルムズ海峡で船舶2隻を拿捕(だほ)した。
世界の原油供給の約20%を担うホルムズ海峡の再開は、投資家にとって依然として大きな不透明要因であり、交渉の争点の一つとなっている。イラン側の交渉代表ガリバフ国会議長は、封鎖が解除されて初めて完全な停戦が意味を持つと述べた。
株式市場はここ数週間、和平合意が近いとの見方から上昇基調にあったが、ナスダックは20日に13日連続の上昇記録が途切れていた。
ウェドブッシュ・セキュリティーズのシニアバイスプレジデント、スティーブン・マソッカ氏は「誰もがうんざりしている。市場は明らかに何らかの良い結果を求めている」と指摘。
その上で「決算は好調だ。戦争が続いても好調が続くかといえば、勢いは多少失われるだろう。とはいえ、私の見立てでは、依然として大きな価値があり、非常に割安な銘柄も多い」と述べた。
S&P500の主要11セクターのうち、情報技術が約2.31%高と最も上昇した。マイクロン・テクノロジーが8.48%高の487.48ドルと最高値を更新するなど、半導体株が指数をけん引した。情報技術指数は直近16営業日のうち15日上昇している。
フィラデルフィア半導体指数は11営業日連続で取引時間中の最高値を付け、16営業日続伸と過去最長の連騰を記録した。
電力機器メーカーのGEベルノバは13.75%急騰し、S&P500の上昇率トップとなった。年間売上高見通しを引き上げたことが好感された。航空機大手ボーイングは5.53%上昇し、ダウ工業株30種を押し上げた。四半期損失が市場予想よりも小幅にとどまった。
取引終了後には、電気自動車(EV)大手テスラが4.6%上昇した。第1・四半期にフリーキャッシュフローが予想外の黒字となった。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.61対1の比率で上回った。ナスダックでも1.81対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は160億8000万株。直近20営業日の平均は183億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 49490.03 +340.65 +0.69 49271.50 49624.48 49271.50
前営業日終値 49149.38
ナスダック総合 24657.57 +397.60 +1.64 24462.31 24660.11 24421.40
前営業日終値 24259.96
S&P総合500種 7137.90 +73.89 +1.05 7102.91 7138.64 7102.91
前営業日終値 7064.01
ダウ輸送株20種 21923.11 -2,010.03 -8.40
ダウ公共株15種 1130.04 -3.53 -0.31
フィラデルフィア半導体 9909.27 +262.05 +2.72
VIX指数 18.92 -0.58 -2.97
S&P一般消費財 1947.19 +8.55 +0.44
S&P素材 652.57 +2.17 +0.33
S&P工業 1448.12 -2.88 -0.20
S&P主要消費財 929.01 +5.18 +0.56
S&P金融 868.30 -1.50 -0.17
S&P不動産 276.35 -1.92 -0.69
S&Pエネルギー 865.61 +9.78 +1.14
S&Pヘルスケア 1705.67 +5.14 +0.30
S&P通信サービス 473.67 +6.58 +1.41
S&P情報技術 6078.42 +137.35 +2.31
S&P公益事業 455.88 -0.75 -0.16
NYSE出来高 12.21億株
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 59905 + 105 大阪比
シカゴ日経先物6月限 円建て 59890 + 90 大阪比