Dan Catchpole

[シアトル 22日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングが22日発表した2026年第1・四半期決算は、純損失が700万ドルと前年同期の3100万ドルから縮小し、アナリスト予想を大幅に上回る改善となった。長年の危機により多額の負債を抱える同社にとって、業績回復が続いていることを示す内容となった。

同四半期の中核事業の1株当たり損失は0.20ドルと、LSEGがまとめたアナリスト平均予想の0.83ドルを大きく下回った。

希薄化後1株当たりの損失は0.11ドル、中核事業では0.20ドルだった。前年同期の希薄化後1株当たり損失は0.16ドルだった。

第1・四半期の民間航空機部門の売上高は13%増の92億ドル。納入機数が2019年以降で最多となったことが寄与した。ただし、同部門は5億6300万ドルの損失を計上した。

防衛・宇宙部門の利益は50%増の2億3300万ドルとなった。

グローバルサービスの営業利益は3%増の9億7100万ドルとなった。ただ、営業利益率は18.1%とやや低下。経営陣は25年の航空ナビゲーション部門「ジェプセン」の106億ドルでの売却に起因すると述べた。

オルトバーグ最高経営責任者(CEO)は決算発表後の従業員宛てメモで「好調なスタートを切っており、事業全体でより力強い業績を上げ、勢いをさらに加速させている」と言及。イラン戦争がボーイングに大きな打撃を与えるとは予想していないと述べた。

ボーイングの株価は午後の取引で約5%上昇した。

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