Mayu Sakoda

[東京 22日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は続伸し、前営業日比304円39銭高の5万9653円56銭となった。朝方は下落して始まったが、中東情勢を巡る緊張感が後退したとの見方から徐々に買いが広がり、プラス圏に浮上。取引時間中の史上最高値を4営業日ぶりに更新した。物色面では半導体関連株が底堅く、ソフトバンクグループが大幅高となった。TOPIXは続落した。

日経平均は245円安で寄り付いた後、もみ合いながらプラス圏に浮上し、一時359円高の5万9708円21銭を付けて取引時間中の史上最高値を更新した。

主要のアジア株指数はまちまちだったが、時間外取引での米株先物3指数が底堅く投資家心理の支えとなった。トランプ米大統領がイランとの協議が終了するまで停戦期限を延長すると米市場の引け後に表明し、徐々に緊張緩和への期待が広がった。

ただ、TOPIXは下落しているほか東証プライム市場では約80%の銘柄が値下がりしており、日経平均について「いびつな上昇」(国内証券ストラテジスト)との声も聞かれる。大和証券の橋詰大輔シニアストラテジストは「停戦延期とのヘッドラインで日経平均は先物主導で上昇しているが、全体的には決算前の様子見ムードで上値が抑えられている」との見方を示した。

主力株では、ソフトバンクGが9%超高で日経平均を1銘柄で380円程度押し上げたほか、アドバンテストが2%超高。キオクシアホールディングス、イビデン、TDKは4─5%超高だった。半面、ファーストリテイリング、東京エレクトロンが1%超安、コナミグループは3%超安だった。

個別材料株では、前日に米クラフトビール事業の売却を発表したサッポロホールディングスが6%超下落した。好決算や自社株買いを発表したオービックは10%超と大幅高だった。

TOPIXは0.6%安の3747.63ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は4兆0080億9200万円だった。東証33業種では、値下がりが卸売、不動産、繊維製品、輸送用機器、水産・農林など27業種、値上がりが情報・通信、サービスなど6業種となった。

東証プライムの騰落数は値上がりが263銘柄(16%)、値下がりは1270銘柄(80%)、変わらずは41銘柄(2%)だった。

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