不安を話せる場や仲間を作りたい
──最後に、本記事の読者にメッセージをお願いします。
つい正解探しをしちゃって、失敗しにくい空気がありますよね。成功するために正解を探したい、失敗する姿を見せたくない……みたいな。でも実際は、失敗した方が得るものは大きいです。だからもっと、失敗に寛容になってほしいと思います。
──これからやりたいことなどあれば、教えてください。
間違ったことを言っても許されるような場を作りたいです。会社でも「間違ったこと言っちゃまずいな」と思うとしんどいですよね。打ち解けていない人だったら、もうそこで「この人はこういう人なんだ」とレッテルを貼られちゃう。だけど、ある程度人となりをわかっている人たちと話すのであれば、何かおかしなことを言っても指摘してくれますよね。
お金の不安ってそうそう人に話せないけど、その不安がどこから来ているのかを考えたら、それについては話せるかもしれない。僕自身そういう話ができる仲間を見つけたいし、そういう場を作っていきたいと思っています。

田内学(たうち まなぶ)
社会的金融教育家。お金の向こう研究所代表。2003年東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程修了後、ゴールドマン・サックス証券株式会社に入社。日本国債、円金利デリバティブ、長期為替などのトレーディングに従事。日本銀行による金利指標改革にも携わる。2019年に退職し、執筆・講演活動を通じて「お金と社会の関係」を伝える活動を始める。主な著者に『お金のむこうに人がいる』(ダイヤモンド社)があるほか、『きみのお金は誰のため』(東洋経済新報社)は「読者が選ぶビジネス書グランプリ2024」で総合グランプリを獲得した。
flier編集部
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