Joe Cash
[北京 21日 ロイター] - 中国は21日、フィリピンへのエネルギー支援について、同国が米国などと共同軍事演習を実施していることを踏まえ、フィリピン側の対応を見極めた上で判断する可能性を示唆した。世界最大の石油備蓄を外交カードとして活用する構えを姿勢を示した形だ。
中国共産党機関紙、人民日報は「フィリピンは協力深化の条件を整えるべきだ」と題する論評で、台湾に近いフィリピンの離島で1万7000人超が参加する年次演習を主催する数日前に、フィリピンが緊急物資を求めてきたと指摘し偽善的だと非難した。
「こうした著しく矛盾した言動は、フィリピンの政治家の機会主義的な本質をさらけ出している」と述べた。この論評は「鐘声」のペンネームで掲載された。鐘声名義の論評は外交政策に関する習近平指導部の見解を示すとされる。
論評はさらに、「(フィリピンは)近隣諸国の利益を完全に無視して行動しながら、危機的状況において近隣諸国が援助に駆けつけることをどうして期待できるのか」とし、フィリピン政府に対し、2国間関係改善に向けて「適切な条件を整える」よう求めた。