Miranda Murray

[ベルリン 21日 ロイター] - 欧州経済研究センター(ZEW)が21日発表した4月の独景気期待指数はマイナス17.2と、予想を大幅に下回った。企業がイラン戦争により物価上昇をはるかに超える打撃を感じていることが明らかになった。

マイナス23.3だった2022年12月以来の最低水準となった。

ロイターがまとめたアナリスト予想はマイナス5.0、前月はマイナス0.5だった。

ZEWのワムバッハ所長は「イラン戦争が独経済に及ぼす影響は、物価上昇をはるかに超えている。企業はエネルギー供給の長期的な不足を懸念しており、これが投資意欲を損ない、政府の景気刺激策の効果を弱めている」と指摘した。

現状指数もマイナス73.7と予想以上に低下した。アナリスト予想はマイナス70.0だった。

化学・製薬業界や鉄鋼・金属生産業者の見通しが特に大きく悪化した。

ハウク・アウフホイザー・ランペ・プリバトバンクのエコノミスト、アレクサンダー ・クルーガー氏は「紛争解決へのあらゆる期待にもかかわらず、深刻な石油危機は依然として悪夢のシナリオだ。いずれにせよ、今年の経済成長率は25年末時点での予想を下回るだろう」と語った。

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