Miho Uranaka
[東京 21日 ロイター] - 野村ホールディングスは21日、独ハンブルクを拠点とする船舶投資会社ナビゴ・シップホールディング(Navigo Shipholding)に出資したと発表した。出資額は非公表。実物資産の拡充を通じて資産運用事業の強化を進める中、今回の出資を船舶投資商品の開発に向けた足掛かりにしたい考え。
ナビゴの株主である独海運大手シュルテグループとの連携を通じた新たなソリューション開発を目的とする、いわば研究開発(R&D)投資と位置付ける。
野村HDの広報によると、船舶は用途や船種、契約形態によって収益特性が異なる資産で、投資家のポートフォリオ多様化に資する投資対象として注目されている。信用力の高い相手との長期契約を前提に、複数の船種に分散投資することで、ミドルリスク・ミドルリターンの安定的な収益獲得が期待できる点も魅力という。
同社は、これまでにも航空機や不動産などのリアルアセット(実物資産)商品の取り扱いを広げてきた。国内外の企業との連携を生かし、これまで手掛けていなかった船舶・海運分野をリアルアセット商品の一角に組み入れ、同領域でのビジネス拡大を目指す。