[キーウ 19日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、欧州は弾道ミサイルに対する独自の防衛システムを持つ必要があると主張した上で、ウクライナは既にその構築に向けて複数の国と協議を行っていると明らかにした。
ロシアとの戦争において、弾道ミサイルに対する防衛はウクライナにとって最大の課題の一つ。米国製のパトリオットシステムでは特定の種類のミサイルのみが、ロシアの弾道ミサイルを迎撃できるからだ。ロシアはウクライナのエネルギーインフラを攻撃するために弾道ミサイルを使用しており、火力発電所や送電システムを破壊している。
ゼレンスキー氏は国営テレビの番組で「私は、欧州独自の弾道ミサイル防衛システムを持つべきだと確信している。既に数カ国と協議を行っており、その方向に向けて取り組んでいる」と語った。具体的な国名は挙げなかった。
パトリオットミサイルは、イランの攻撃に対抗するため湾岸地域に大規模に配備されていることから、供給がますます逼迫している。また、欧州唯一の弾道ミサイル防衛システムであるSAMP/Tは生産数が比較的少ない。