[17日 ロイター] - 中国の新興人工知能(AI)企業ディープシークが、評価額100億ドルで少なくとも3億ドルを調達するため、投資家と協議を行っていると、ニュースサイトのジ・インフォメーションが17日、事情に詳しい2人の関係者の話として報じた。

同社はこれまで、中国の大手ベンチャーキャピタルやテック大手からの複数の投資の申し出を断ってきたという。同社の低コストモデルは昨年、AI業界に衝撃を与え、株式市場を動揺させた。

今回の資金調達の可能性は、高度な推論能力やエージェント型ボットの台頭を背景に、最先端AIモデルの開発・運用に膨大な資本が必要であることを浮き彫りにしている。

ディープシークはロイターのコメント要請に直ちに応じなかった。ロイターはこの報道をすぐに確認できなかった。

同報道によると、ディープシークが中国のスタートアップ企業であることから、一部の米ベンチャーキャピタリストは同社への投資をためらう可能性があるという。

ロイターは今年2月、ディープシークが開発中の次世代大規模言語モデル「V4」について、公開前の情報共有対象を中国のサプライヤーに限定し、エヌビディアなど米国半導体メーカーを除外していると報じた。

また、同社の最新AIモデルについて、米国の輸出規制にもかかわらず、エヌビディアの最先端AI半導体「ブラックウェル」で訓練されたと伝えた。

一方、中国政府は国内企業に国産プロセッサーの使用を促し、外国技術への依存を減らす取り組みを進めている。

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