[ワシントン 17日 ロイター] - 20カ国・地域(G20)の議長国を務める米国が、G20諸国や国際通貨基金(IMF)、世界銀行に対し、肥料の確保に向けて協調して取り組むよう求めていると、関係者2人が17日に明らかにした。
米・イスラエルとイランの交戦によりサプライチェーン(供給網)が混乱する中、ベセント米財務長官が肥料や農業関連の供給網を極めて重要視しているという。米政府高官は、米国は肥料を食料安全保障に不可欠なものと捉え、G20加盟国の連携は「直ちに進められる」取り組みだと説明した。計画の詳細は現時点では明らかになっていないが、米国は肥料に関する協力が速やかかつ柔軟に行われる必要性を強調している。
IMFなどは、肥料などの供給混乱で新たに4500万人が食料不安に陥る恐れがあると警告。サハラ砂漠以南のアフリカ諸国から支援要請があり、IMFは少なくとも12カ国との新規融資に関する協議を見込んでいる。
国連はこれとは別に、肥料その他の必要物資の輸送を確保できるよう、ホルムズ海峡に人道回廊を設ける取り組みを進めている。
G20はロシア、中国、サウジアラビアなどのほか、アフリカ連合(AU)や欧州連合(EU)がメンバーに含まれる。