Howard Schneider Ann Saphir
[ワシントン 17日 ロイター] - 原油輸送の要衝であるホルムズ海峡の開放と原油価格の急落を受け、米連邦準備理事会(FRB)が早ければ12月にも利下げを開始するとの観測が強まった。ただ、4月28─29日に開かれる会合を控え、当局者は依然として複雑な見通しに直面している
イランのアラグチ外相が17日、イスラエルとレバノンの10日間の停戦合意を受けて商業船舶に対しホルムズ海峡を開放すると発表したことを受け、原油価格は5週間ぶりに1バレル=90ドルを割り込んだ。
ただ、FRB当局者は、7週間にわたる紛争が基調的な物価動向にどの程度の影響を与えたかや、敵対行為が恒久的に終結したか、さらにインフレ率が2%目標に向かって低下するとの確信が持てるかどうかを見極める必要がある。
米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、ロイターとの最近のインタビューで、紛争の展開や敵対行為が緩和された場合の原油価格の反応が、インフレが足元の水準から低下するとのFRBの確信に影響を与える可能性があると指摘。「原油ショックが起こる前から、われわれにはやるべき仕事があったが、原油ショックによりその仕事に時間がかかるようになった」との見方を示した。