Atsuko Aoyama

[東京 17日 ロイター] - 大樹生命保険は17日、2026年度の一般勘定資産運用計画で、国内超長期債の残高を横ばいとする方針を示した。低利回り債の入れ替えが中心となる。一部ファンドの解約制限で懸念がくすぶるプライベートクレジットへの自社のエクスポージャーは限定的として、仮に懸念が広がっても影響は限られるとの見方を示した。同社の運用統括部長の為我井心氏が運用説明会で語った。

年限20年など超長期債を中心とする国内債券は、2025年度に簿価ベースで1400億円減、時価ベースでは700億円程度の減少となった。26年度に新規投資検討の「余地はあるものの現時点では積極的には考えていない」(為我井氏)という。

為替ヘッジ付き外債も横ばい(前年度簿価ベースで1000億円減少)、為替をヘッジしないオープン外債は減少(同400億円増加)を計画する。株式は横ばい(同600億円の増加)で、銘柄の入れ替えが中心となる。

日銀の利上げは6月を最初として年度中に2回を想定。ターミナルレート予想は1.5%としている。米連邦準備理事会(FRB)は26年に2回の利下げを見込む。

オルタナティブは、プライベートクレジットを含むダイレクトレンディング、プライベート・エクイティ(PE)や海外不動産、インフラなど分散投資による積み上げにより、前年度に簿価ベースで100億円の増加に対して、200億円程度の残高増を検討している。増加分のうち、ダイレクトレンディングとPEを最大で各4割程度と見込んでいる。

2026年度末の市場見通し(レンジと中心)は以下の通り。

日本国債10年物利回り 2.20―2.80%(中心2.50%)

日本国債40年物利回り 3.55―4.35%(中心3.95%)

米10年債利回り    3.40─4.50%(同3.90%)

日経平均        6万─6万9000円(同6万4500円)

米ダウ         5万1500─5万7500ドル(同5万4500ドル)

ドル/円        141―161円(同151円)

ユーロ/円       171―191円(同181円)

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