[チューリヒ 17日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)のビロル‌事務局長は17日付のスイス紙「ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング」に掲載されたインタビューで、中東での紛争によって失われたエネルギー生産を回復するには約2年かかると述べた。

「それは国によって異なるだろう。例えばイラクでは、サウジアラビアよりもはるかに長い時間がかかる。しかし、全体として戦前の水準に戻るには約2年かかるとわれわれは想定している」と語った。

さらに、市場はホルムズ海峡の長期閉鎖による影響を過小評価していると指摘。「3月には新たなタンカーへの積載は行われなかった。アジア市場への石油、ガス、燃料の新規出荷もなかった。このギャップが今、顕在化しつつある。ホルムズ海峡が再開されない場合、われわれはエネルギー価格の大幅な上昇に備えなければならない」と述べた。

3月の措置に続き、IEAが再び石油備蓄放出を行う可能性があるかとの問いには、即座かつ断固とした行動を取る準備ができていると回答。「まだその段階には至っていないが、確実に検討対象となっている」と語った。

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