[マドリード 16日 ロイター] - ブラジルのルラ大統領は16日付のスペイン紙エル・パイスに掲載されたインタビューで、世界の指導者は恐怖で支配するのでなく尊敬を求めるべきだと述べ、トランプ米大統領を痛烈に批判した。

トランプ氏が米・イスラエルとイランの戦争の一環としてイラン文明を滅ぼすと公然と脅迫したことに言及し、「トランプ氏には、朝起きて他国を脅迫する権利はない。そのために選ばれたわけではなく、(米国の)憲法もそれを認めていない」と述べた。

またトランプ氏の外交政策は、米国の軍事力と経済力によってルールを設定できるとの思い込みに基づいた「非常に誤ったゲーム」だと批判。「他者を脅迫する権利は誰にもない。権力者が平和維持に対してより大きな責任を負うことが不可欠だ」と述べた。

ルラ氏は17日、同じくトランプ氏を批判しているスペインの左派サンチェス首相とバルセロナで会談する。

また、自身は恐怖より尊敬を重んじる指導者だと指摘したほか、1月にマドゥロ大統領が米軍に拘束されたベネズエラで、米国の干渉がない自由選挙が実現されるよう求めた。

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