Takaya Yamaguchi
[ワシントン/東京 15日 ロイター] - 片山さつき財務相は15日(日本時間16日)、米ワシントンで開かれた主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で、金融政策について「様子見のフロア(段階)」との声が多く出たことを明らかにした。会議後、現地で記者団の取材に応じた。
G7では、中東情勢悪化に伴う経済影響を協議した。片山財務相は、G7各国の中銀総裁を交えた会議で「今の状況というのは、なかなか見通しが立てにくいということを、ほぼ皆さんがおっしゃっていた」と明かした。
その上で「それがいつまで続くのか、どういうところに波及してくるのかが読めない。全部把握できていないというこの状態の中で利上げすれば、経済にバッドインパクトも当然ある」と指摘。「今はやはり様子見のフロアだということをおっしゃる方が多かった」と述べた。
日銀の植田和男総裁がG7でどう言及したかは明言しなかった。
G7財務相・中銀総裁会議に先立ち、ベセント米財務長官と会談したことも明らかにした。
片山財務相によると、ベセント長官との会談は約20分間程度で、「足元の市場動向に関し、私から中東情勢を受けて、原油市場や株式、債券、為替などの金融市場が大きく変動していると伝え、為替についてはいろんな話をした」という。
会談を通じて「代理レベルで緊密にアップデートをさせるということを長官に申し上げ、合意事項となった」とも述べた。同行筋によると、為替について日米で緊密に連携することで合意した。