[ベルリン 15日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の中国地域担当最高経営責任者(CEO)、ラルフ・ブランドシュテッター氏は15日、ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングのインタビューで、世界最大の中国自動車市場の規模が2018年以来初めて縮小する可能性があり、競争がさらに激しくなるとの認識を示した。

中国乗用車協会(CPCA)によると、25年に2400万台だった国内販売は、26年は横ばいになる見通し。

ブランドシュテッター氏はこの予測をあくまで「最良のシナリオ」と位置づけ、30年までの市場全体の年間販売台数についての長期予測を従来の2800万台から2600万台へ下方修正した。

同社は中国で最も売れている外資系自動車メーカーとしての地位を死守するために、今後数年で現地提携先と協力して数十種類の新型電気自動車(EV)とハイブリッド車(HV)を投入する予定だ。

VWは中国市場で数十年にわたり維持してきた首位の座をいったん中国勢に譲ったが、中国政府によるEV補助金の終了がBYD(比亜迪)などの競合に打撃となり、26年第1・四半期には首位を奪還した。

ただブランドシュテッター氏は「かつてのような膨大な利益を得られる時代に戻ることは決してない。あの時代は終わった。中国における現在の競争はそれを実現するにはあまりにも激し過ぎる」と述べた。

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