David Brunnstrom Patricia Zengerle

[ワシントン 15日 ロイター] - ウォルツ米国連大使は15日、国連のグテレス事務総長の後任に立候補しているチリのバチェレ元大統領について批判的な姿勢を示唆した。

米与党共和党のリケッツ上院議員は上院公聴会で、バチェレ氏が国連人権高等弁務官在任中に新疆ウイグル自治区での行為をジェノサイドと認めなかった点や、人工妊娠中絶を基本的人権として推進してきた経歴を問題視した。その上で、同氏を『国連トップにふさわしくない』と批判した。

ウォルツ氏は、現在の立場で米国として次期国連事務総長に誰を支持し、誰に反対するかを示すことはできないと断りながらも、リケッツ氏に「あなたの懸念を私も共有する」と回答した。

またウォルツ氏は、ルビオ国務長官も同じ懸念を持っているはずだと付け加えた。

国連事務総長選出に際しては、実質的な拒否権を持つ米国、ロシア、英国、中国、フランスの安全保障理事会常任理事国の支持を得られるかどうかが重要になる。

これまでバチェレ氏以外で次期事務総長に立候補したのはアルゼンチン出身のグロッシ国際原子力機関(IAEA)事務局長、コスタリカのグリンスパン国連貿易開発会議(UNCTAD)事務局長、セネガルのサル元大統領の3人。来週には各候補が所信表明する公開討論が行われる。

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