[ロンドン 15日 ロイター] - 世界銀行と他の主要開発金融機関は15日、今後4年間で10億人の安全な水へのアクセスを改善することを目的とした新しい世界的な計画「ウオーター・フォワード」を開始した。
この計画は水管理に対する投資を促進し、各国政府に水を低コストの公共サービスではなく、戦略的な経済資源として扱うよう促すのが狙いだ。世銀によると、公的資金に加えて民間資本や慈善基金の受け入れに注力するという。
「ウオーター・フォワード」は当初アフリカ、中東、南アジアの水ストレスに直面する14カ国に焦点を当て、都市部の漏水削減、かんがい設備の近代化、廃水の再利用改善、データ駆動型の計画作成の拡大を優先事業とする。
この計画には欧州投資銀行、アジア開発銀行、米州開発銀行、BRICS加盟国のブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカが設立した新開発銀行も参加している。
世銀は政府の不透明な政策や弱い規制、財政的に持続不可能な公共事業が重なって、現在推定で40億人が水不足を経験していると述べた。
世銀は2030年までに4億人に安全な水を提供すると約束しており、他の主要開発金融機関の今回の関与によって「ウオーター・フォワード」の対象者が10億人以上に達するとしている。