Timour Azhari Jana Choukeir

[15日 ロイター] - サウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)は石油依存からの脱却に向けた最新の取り組みの一環として、新たな5カ年戦略の下、6つの主要分野に重点を置き、国内経済への投資を拡大する方針だ。PIFのヤシル・ルマイヤン総裁が15日に明らかにした。

ルマイヤン氏はサウジのメディア「アルアラビーヤ・ビジネス」に対し、「国内投資の割合を80%とし、海外投資は20%を目標とする」と語った。海外投資の比率はこれまでの最高30%から低下する。

ルマイヤン氏はまた、紅海沿岸での大規模未来都市プロジェクト「NEOM(ネオム)」の一部である直線型高層都市「ザ・ライン」が、もはや優先事項ではないことを初めて認めた。ただ、プロジェクトが中止されたわけではないとした。

「NEOMに優先順位を見直すよう指示が出ている。『ザ・ライン』はNEOMそのものだと誰もが考えているが、NEOMにおける一つのプロジェクトに過ぎない」とし、「2030年までに完成させる必要があるか? 私はそうは思わない。あれば良いが、必須ではない」と語った。

ムハンマド皇太子が議長を務めるPIFの理事会はこの日、新たな5カ年戦略を承認した。

ルマイヤン氏は5カ年戦略が国際投資の縮小を意味するかどうか問われ、PIFはドルベースの投資額は増やしたいが、投資全体に占める割合は減らしたいと考えていると述べた。

5カ年戦略では、PIFが優先する6つのいわゆる「エコシステム」に産業を分類している。

それらは、観光・旅行・エンターテインメント、都市開発・居住環境、先端製造・イノベーション、産業・物流、クリーンエネルギー・水・再生可能エネルギーインフラ、NEOMである。

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